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TAPA (TAProficiency Award, TA技能アワード)
- TAPAは2010年にイギリスで始まり、今ではアルメニア、クロアチア、ドイツ、グアテマラ、インド、イラン、イタリア、日本、マケドニア、オランダ、セルビア、南アフリカ、台湾、トルコ、チェコ、で実施されています。
もともとは子供たち向けでしたが、現在では教育者、教師、そして学校のヘルパーやアシスタント、保護者やケアワーカー、特別支援の子どもたちと彼らのケアをする人たち、失業者、コーチ、警察官、といった広い範囲のプロフェッショナルに向けても実施されています。私たちはより多くの人々にこのプログラムを紹介したいと考えています。
- TAPAは、交流分析を通じて自分についての気づきを高め、より良い人間関係を築くことを目指しています。
- TAPAは社会イニシアティブとして始められたので、その運営はほぼボランティアによってなされています。
- TAPAは2020年に10周年を迎え、所属をIDTA(発達交流分析協会)からICTAQ(国際交流分析資格センター)に移動しました。これによりT A P Aは、コンサルタント、教育者、コーチ、カウンセラー、人事担当者、ソーシャルワーカー等が目指すTA専門家資格につながりうる位置付けになりました。TAPAの後に、より学びを深めよう、という場合はプロ資格を目指す道も見えてきます。
- ICTAQはオープンアクセスのIJTARP(国際交流分析実践研究ジャーナル)のホームです。
- TAPAはコロナウィルスが現れる以前からオンラインでの講座を提供しています。
TAPAの実践
TAPA では(子どもも大人も)仲間との学習を通じて得た気づきや学びを示すポートフォリオを作ります。TAPAはそれに関わる全ての人の成長を目指しています。
TAPAは、学びのプロセスに参加者が全期間を通じて前向きに関わる事を重視します。TAの学びには様々な方法と資源の活用が可能です。教える人は最低2年以上はTAを学習している人であり、ポートフォリオのアセスメントをする人は国際TAの資格保持者です。それによりTAPAの一貫した国際的基準が確保されるので、より真剣に学習を続けて、資格を目指す事も十分に可能になるのです。
TAPAの種類
① TAPACY(Children & Young People) 子ども、青少年向け
② TAPATE (Teachers & Educators) 教師、教育者用向け
③ TAPACP (Caregivers & Parents) ケア提供者、親向け
④ TAPAHA (Helpers & Assistants) ヘルパー、アシスタント向け
⑤ TAPDA (Personal or Professional Award) 個人、専門家向け さらに専門的に学びたい場合は
⑥ Advanced TAPDA(これはICDTAにより運営されています。)
TAPA実施のプロセス
- ナショナルコーディネーターに連絡。
- コントラクト(TAは無理強いすることは出来ない。学習者には途中で止める権利がある)
- TA学習の実施。
- 学習者はTA理解とTA概念応用の例をポートフォリオにする。
- ポートフォリオをアセスメントに提出。
- アセスメントについての考察。
- アワードの授与。
TAPAで学習するTA概念の例
PAC モデル/自我状態 | ドラマの三角図 | ストローク | ワーキングスタイル/
ドライバー |
値引き/成功への階段 | 世界への窓/人生の立場 | 脚本 | 心理ゲーム |
ラケット感情/代用感情 | 交流 | 契約 | 時間の構造化 |
TA PAが重視するのは理解と応用の部分です。参加者は自身の経験を自由な形で示します。
方法は:文章、ワークシート、絵や図、ビデオ、写真、描画、粘土、クラフト、オーディオ、メディアワークなど。
必須事項は:初めページに紹介する概念の種類、そのページ番号を示す目次をつける事。
アセスメントをする人
- 発達的TAのコンテクストにおいて専門的な経験を持つ。
- 子ども・青年、と働いた経験を持つ。
- IDTAの学生メンバーとなれる程度のトレーニングとスーパービジョンの経験を持ち、国際認定TAトレイナーとスーパーバイザーのもとでの学びがDTAの分野で2年以上あるか、又はIDTA規定で要求されている契約トレーニーとしての資格をもつ。
- 発達的交流分析分野の国際認定TAトレイナー、スーパーバイザーの継続的なスーパービジョン、専門教育を受けている。
- IDTA又は他のTA協会の会員であり、その基準と規則を順守する。
費用と請求について
TAPAは商業目的の活動ではなく、着実性と”原価”主義の立場を維持します。
DTA(発達的交流分析)とは
交流分析は社会心理学で、人のパーソナリティー理論であり、組織、グループ、個人の成長と個人の変化についてのシステマチックなアプローチです。過去においては診療療法以外の分野のTAの応用は特別な分野として知られていましたが、治癒に焦点を当てた心理療法というよりはむしろ、発達に重きを置くという意味で、現在はDTA(発達的交流分析)と呼ばれています。DTAは、教育者、コンサルタント、トレイナー、ファシリテーター、教師、コーチ、メンター、カウンセラー、調停役、ソーシアルワーカー、親、ユースワーカー、アドバイザー、人事専門家、マネージャー、取締役など、人の発達の促進に関わる全ての人々とって有効です。
* ご質問は
三浦(日本ナショナルコーディネーター)[email protected]までご連絡ください。
皆様と学びの時をもてますことを楽しみにしております。⭐️
TAPA のコースで学ばれた方からのコメントです。
TA の学びの時間は何よりも貴重な時間でした!
TAを学んで、職場の人間関係で問題がある時や、学校の子どもたちとの毎日のやりとりの中で、ストロークが足りているか、パターンを変えてみようか、などを 考える機会が増えました。
自分が悪いのかも、相手がわかってくれない、と思う前に(思った後で)、うまくいかないことを誰かのせいにするのではなく、うまくいくようにするにはどうしたらいいだろうかと、まず気づくことができるようになった気がします。
OK-OKの考え方は、幼稚園という狭く皆が過敏な人間関係で気疲れや疎外感を感じる事も度々ありますが、ネガティブな堂々巡りをせずに済み、常に自分で選択して進むという姿勢でいることが出来ました。
同僚との人間関係に悩むことが多かったのですが、やり取りの仕方など自分でいろいろと工夫してできるようになりました。
こちらは、2年前に受講され、ご帰国、また国内にて移動、そしてコロナ禍で変化とチャレンジの多い状況にいらっしゃる方からのメッセージです。
今は少し辛い状況ですが、この様な時でもTAでの学びのおかげで、むやみに自分を責めずに、周りとの距離を保っていられるのだと思います。
私にとって、TAは、学ぶことの楽しさも教えて下さいました(^^)
証明書を受け取る学生
ポートフォリオの例
連絡先
三浦理恵は日本のプロジェクトコーディネーターです。aptac15@ gmail.comまでご連絡ください。